Item Number 11
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伝統校の名指導者が実践する<br /> レベルアップのコツがよくわかる!</p> <p>★
基本の射法八節を完全マスター!</p> <p>★
「皆中」を目指すテクニック!</p> <p>★
実戦に活きる練習メニュー!</p> <p>★
競技会で結果を出すチーム作り!</p> <p>◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆</p> <p>弓を通じて得た友人・教え子達は私の人生の宝です。
<br /> 読者の皆様にも、同じようなめぐりあいが<br /> 訪れることを心より願っています。
</p> <p>弓の歴史は後期旧石器時代(1〜2万年前)とされ、<br /> 人間が野獣状態をのりこえた最大の要因は<br /> 火と弓の使用であったとされています。
<br /> 日本でも各地で黒曜石の石鏃(石製のやじり)が<br /> 多数出土しています。
<br /> このように武器として発明された弓は、<br /> やがて近代スポーツとして登場しました。
</p> <p>弓は物理的鍛錬と精神的修練の融合した、<br /> より高い人間形成を目指してはじめて<br /> 上達するスポーツであり、的と自己との対決の中に<br /> 中(あた)りとはずれがあります。
<br /> その背後には、射手の心が反映します。
<br /> 的に向かい合うことは<br /> 自分の心と向かい合うことであります。
<br /> 武士は自分に克つ強靭な精神力、<br /> 人格の陶冶の道を武道によって培ったのでした。
<br /> 江戸時代、そういった意味で<br /> 武芸十八般の中の筆頭に弓術があったのです。
</p> <p>こうした武道の心と明るく楽しい近代的なスポーツ性が<br /> 融合しているのが現代の弓道ではないでしょうか。
</p> <p>そして、激しい運動ではないので性別を問わず、<br /> 生涯スポーツとして最適なのです。
</p> <p>私は生徒が澄んだ目で、<br /> 真剣に的を狙う姿が素晴らしいと思っています。
<br /> このような生徒が一人でも多く育つことは、<br /> 今後の日本をよりよくすることにも<br /> つながると思っております。
</p> <p>礼に始まり、礼に終わる、そんな心が<br /> 今や大切となっている現代ではないでしょうか。
<br /> クラブ活動はそんな意味でも<br /> 大きな意義があると信じております。
</p> <p>本書が弓の上達はもとより、<br /> 弓の楽しさを増す一助となれば<br /> これに勝る喜びはありません。
</p> <p>高柳憲昭</p> <p>◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆</p> <p>☆
PART1<br /> 弓道を楽しむために<br /> * POINT01<br /> 部員が協力し合い運営する<br /> * POINT02<br /> 一年間を通して練習や試合、合宿や行事が行われる<br /> * POINT03<br /> 道場はマナーを守り、礼儀正しく使用する<br /> ・・・など全10項目</p> <p><strong>☆
PART2<br /> 新入生のための弓道入門</strong><br /> * POINT11<br /> 行射の基本動作となる射法八節を知る<br /> * POINT12<br /> 弓と矢を持たず射法八節を覚える<br /> * POINT13<br /> ゴム弓で行射の感覚を身につける<br /> ・・・など全10項目</p> <p><strong>☆
PART3<br /> レベルアップするための射法八節</strong><br /> * POINT21<br /> 足踏みで弓を引く土台をつくる<br /> * POINT22<br /> 体を安定させ呼吸と体勢を整える<br /> * POINT23<br /> 弦に右手をかける取懸けを習得する<br /> ・・・など全12項目</p> <p><strong>☆
PART4<br /> 部を強くするための取り組み</strong><br /> * POINT33<br /> 技術向上できる練習法を取り入れる<br /> * POINT34<br /> 集団生活でチームの親睦を深める<br /> * POINT35<br /> 肩や背中、腕まわりの筋肉を向上させる<br /> ・・・など全5項目<br /> *コラム 主将の役を終えるにあたって</p> <p><strong>☆
PART5 弓道を上達したい!<br /> 生徒からの質問状</strong><br /> * POINT38<br /> 道具選びの目安を知る<br /> * POINT39<br /> 的中のよい行射を選ぶ<br /> * POINT40<br /> 本場に強い気持ちを養う<br /> ・・・など全4項目</p> <p><strong>☆
PART6<br /> 試合を知る</strong><br /> * POINT42<br /> 競技会に参加する<br /> * POINT43<br /> 礼射系と武射系の動作の違いを知る<br /> * POINT44<br /> 行射作法の手順を知る</p> <p>◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆</p> <p>高柳 憲昭<br /> 慶應義塾中等部 弓術部師範<br /> 東京教育大学卒業。
大学3年時に弓道部を設立、<br /> 小沼英治範士、亀岡武範士、大牧谷治範士、<br /> 安沢平次郎範士、安藤清兵衛師範らの指導を受ける。
<br /> 4年時にアーチェリーを始め、<br /> その後全日本アーチェリー連盟役員、<br /> また世界大会およびモントリオール五輪で<br /> アーチェリー日本選手団監督を務め、<br /> メダリストを育成。
<br /> 銀メダル監督としてスポーツ功労賞を受賞。
<br /> 1960年から慶応中等部教諭として勤務の傍ら、<br /> 弓術部部長として45年間に<br /> 延べ800人以上の部員を指導。
<br /> 2004年の全国中学生弓道大会において男子団体3位、<br /> 女子団体準優勝、個人女子4位。
<br /> 2005年は男子団体3位、女子団体準優勝。
<br /> 2006年は女子団体優勝、個人女子準優勝。
<br /> 2010年は男子団体優勝、女子団体3位に導く。
<br /> 現在も中高の弓術部を指導している。
<br /> 東京都中学校弓道連盟会長、関東中学校弓道連盟会長、<br /> 慶応義塾中等部弓術部師範。
<br /> 弓道5段、アーチェリー9段・師範。
<br /> 1994年に文部大臣表彰、<br /> 1998年に藍緩褒章受賞。
<br /> モンゴルのアーチェリー選手の指導育成及び子供たちの弓指導、<br /> モンゴル弓との交流等の功績により、<br /> モンゴル政府よりスポーツ名誉勲章を贈られる。
<br /> 2014年、旭日双光章を授与される。
</p> <p>※ 本書は2012年発行の<br /> 「部活で大活躍できる!弓道 最強のポイント50」<br /> を元に加筆・修正を行った新版です。
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