比叡山延暦寺はなぜ6大宗派の開祖を生んだのか (ベスト新書) [ 島田裕巳 ]
ベスト新書 島田裕巳 ベストセラーズヒエイザン エンリャクジ ワ ナゼ ロクダイ シュウハ ノ カイソ オ ウンダノ シマダ,ヒロミ 発行年月:2014年04月 ページ数:222p サイズ:新書 ISBN:9784584124376 島田裕巳(シマダヒロミ) 1953年東京都生まれ。
宗教学者、作家。
東京大学文学部宗教学科卒業。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。
現在は東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 比叡山はなぜ名僧たちを惹きつけたのか/第2章 比叡山を開いた最澄の挑戦/第3章 高僧たちが比叡山を日本仏教の中心に押し上げていった/第4章 比叡山を出た最初の宗祖・法然/第5章 禅の道を切り開いた栄西/第6章 謎に包まれた親鸞の実像/第7章 道元の目指した純粋禅とは何なのか/第8章 純粋な天台教学に回帰しようとした日蓮/第9章 比叡山で学ばなかった唯一の宗祖・一遍/第10章 なぜ比叡山から宗祖が輩出されたのか 日本仏教史を語る上で比叡山延暦寺の存在は欠かせない。
鎌倉新仏教の宗祖たちも、一遍を除けば、全員が一度は比叡山で修行し仏教研鑽の日々を送っている。
浄土宗も臨済宗も日蓮宗も時宗も、そのルーツは天台宗にある。
しかし、一方で、同時代に成立した真言宗の高野山からは新宗派が生まれることはなかった。
なぜ、比叡山なのか。
それは単に比叡山が仏法を学ぶための総合大学であったからではない。
最澄と彼に続く高僧たちの挑戦を追うことで、日本仏教宗派の歴史の謎に迫る。
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